1874年、フランス、パリで第1回印象派展が開催されました。それまでの絵画の常識を覆すような印象派の作品は、当時の社会に衝撃を与えました。戸外に溢れる光を画家たちは豊かな色彩と自由な筆づかいで表現したのです。社会の急速な近代化は、人々の生活の変化だけでなく身の回りにある事象や自然に対するまなざしをも変えていきました。そのような時代の変化を肌で感じ取った画家たちであればこそ、これまでにない新たな近代美術の扉を開くことができたのでしょう。本展では、印象派を中心にその時代を見渡します。印象派誕生に多大な影響を与えたバルビゾン派、印象派以後の新印象派やナビ派、フォーヴィスム(野獣派)への美術の流れ、さらに同時代のドイツの印象派にも焦点をあて時代を読み解きます。 変革の時代を生きた画家たちの芸術への探求をドイツ屈指のコレクションを誇るヴァルラフ=リヒャルツ美術館&コルブー財団(ドイツ、ケルン)が所蔵する日本初公開作品を含む67点の珠玉の名画によりご紹介します。
主催者名
福岡県立美術館、TNCテレビ西日本、西日本新聞社
日時
2016年06月01日 10:00 - 05日 18:00
場所
福岡県立美術館〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神5丁目2-1