オイル、赤ワイン、ケチャップ、コーヒーにインク。大切な服に落ちにくいシミを作ってしまったときのガッカリ感は誰しも覚えがあるはず。そんなときには…。

頑固なシミをやっつけるときにドイツ人たちが使っているのが、牛の胆汁(!)が原料になっている石鹸、「ガルザイフェ(Gallseife)」。すでに120年以上もドイツで愛用されていて、以前はそのまま「シミ石鹸」(Fleckenseife) とも呼ばれていた。

シミに強力に働きかける成分とは?
出典: flickr/cyrusoxford CC BY-NC-ND 2.0

淡い緑色をしたガルザイフェ。この緑色の正体は、雄牛の胆汁から採集されるグリココール酸やタウロコール酸など、何種もの胆汁酸に含まれる、脂肪を乳化できる塩分。さらに、牛の胆汁に含まれる酵素が油分やタンパク質を分解するのだ。

これらの胆汁酸はヒトの胆汁にも同様に含まれる安全安心の成分で、ガルザイフェはノーケミカル&エコロジーなシミ落とし石鹸なのだ。

ガルザイフェはどのように使われている?
出典: © Cleanipedia / Unilever

ガルザイフェは、固形、液体、スプレーとさまざまな形で販売されている。

使い方は簡単。シミができてしまった部分を冷水で湿らせ、直接、あるいは濡らしたタオルや柔らかいブラシを使ってガルザイフェをこすりつけ、そのまま30分ほど置き、その後冷水でよく洗い流すだけ。汚れが残っている場合は再度それを繰り返す。

出典: © derdiedas

注意点としては、
・色柄ものに使う際はあらかじめ目立たない部分で試すこと
・ウールや染め物には使用しないこと
・絹など、摩擦に弱いデリケートな洋服には使用しないこと
・熱い湯は使用しないこと
など。

出典: Pixabay/Security CC0

とくに油もの、血液、果汁、タンパク質汚れなどに強いガルザイフェ。ちょっぴり“通”なドイツ土産にもいいかも…?

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