ベルリン生まれ(これには諸説あり)のB級グルメ − カリーヴルスト(Currywurst)。鉄板で焼いたソーセージに、スパイシーなケチャップとカレー粉をまぶしたベルリン市民のソウル・フードだ。

ベルリンだけでなくドイツ人が大好きなファストフードで、消費量は推計年間約8億食。そのうち700万食はベルリンで消費されるのだ。というわけで、ベルリン市内には数多くのカリーヴルスト専門店がある。ベルリンでは常にどのカリーヴルスト店が一番かという話題でもちきりだ。

Konnopkeのカウンター; 出典:Konnopke

首位不動の地位にあるのが、旧東ベルリン地区のプレンツラウアー・ベルク地区にあるKonnopke(コノプケ)だ。1930年、創業者のMax Konnopkeは、小さな移動ソーセージ屋台からこの店を始めた。現在は、エバースバルダーシュトラーセ駅の高架下にインビス(屋台風飲食店)を構えている。

出典:Konnopke
出典:Konnopke

人気の秘密は、ソーセージそのものの美味しさ。ジューシーで食べ応えがあり、客が絶えず訪れているため、いつも焼きたてが提供される。胃袋に余裕があるのなら、フライドポテトやポテトサラダを添えて注文したい。これがまた美味!

上記の映像に登場するのは創業者Max Konnopkeの孫、Mario Ziervogel。方向性の違いからKonnopkeを離れ、現在は自身のカリーヴルストレストラン Ziervogel’s Kult-Curryを経営している。本家に負けず劣らず、こちらもベルリン屈指の人気店。機会があれば是非、両店の味を食べ比べてみるのもいいだろう。

Konnopke ウェブサイト:Konnopke Imbiss
Ziervogel’s Kult-Curry ウェブサイト:Kult-Curry