ティムとヤンのドイツ語講座 (12): mit dem falschen Bein (Fuß) aufstehen

二人の会話

Tim: Lass mich bloß in Ruhe heute.
Jan: Warum bist denn so schlecht gelaunt? Bist Du etwa mit dem falschen Fuß aufgestanden?
Tim: Vielleicht. Heute läuft auf jeden Fall alles schief.

わからない単語があったら調べてみよう! → 和独辞典

解説

“mit dem falschen Bein (Fuß) aufstehen“ (間違った足で起床する)とは、「機嫌が悪い・思い通りにならない」という意味。厳密に言えば、“mit dem falschen Bein (Fuß) zuerst aufstehen“ (間違った足を先に着いて起床する)ですが、日常会話の中では“zuerst“を省略して使われる場合がほとんどです。

“間違った足“ とは左足のことで、この成句は、“mit dem linken Bein (Fuß) aufstehen“ (左足で起床する)という使われ方もします。由来については諸説ありますが、昔は左側は不運をもたらす側だと迷信的に考えられており、左足を先に着いて起床してしまった日はすべてがうまくいかなくなると信じられていたという説があります。

なんとデアディダスの「ティムとヤンのドイツ語講座」が三修社から出版されました!
本書にはこれまでサイトで紹介されてきた180個すべての慣用表現や俗語的表現が掲載。ティムとヤンの会話も日本語訳され、解説もより充実し、さらにわかりやすくなりました。QRコードを読み取れば、簡単にビデオにもアクセスできて、2人の会話を何度でも繰り返し聞くことができます!
デザインもティムとヤンにぴったりなポップで楽しい仕上がりになっています。

ティム・ペータース (Tim Peters)
ドルトムント生まれの25歳。シンガーソングライター。すでに7歳の時からテレビに出演。
大の日本食好きで、週に一度はデュッセルドルフにある日本料理店『NANIWA』に行き、寿司や味噌汁、うどんなどを食すのが習慣。もっとティムについて知りたい人は彼のYouTubeチェンネルFacebookページを覗いてみてください。PVの他にも、7歳の時のティム秘蔵映像を見ることができます。

ヤン・オーバーハウス (Jan Overhaus)
ミュンスター近くの小さな街で生まれ育つ。現在28歳。大学で電子工学を学ぶも、その長身でクールな顔立ちからファッションモデルとしてキャリアを積む。最近では俳優としても活躍している。大学で第二外国語に日本語を選択したことから、片言の日本語が話せる。もっとヤンについて知りたい人は彼のFacebookページを閲覧してみてください!

監修

赤坂桃子
上智大学文学部ドイツ文学科卒。ドイツ語・英語翻訳者。訳書にM・ボルマン『希望のかたわれ』『沈黙を破る者』、M・ローゼンバッハほか『全貌ウィキリークス』、H・クリングバーグ『人生があなたを待っている──『夜と霧』を越えて』、L・ザイヴァート『いそぐときほど、ゆっくりと』など多数。

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