シュヴァーベン地方の郷土料理として知られるマウルタッシェン(Maultaschen)。ラビオリのような餃子のような、日本人にとっても親しみやすい一品だ。

マウルタッシェンの発祥については、さまざまな言い伝えがある。なかでも有力なのは、現在のバーデン=ヴュルテンベルク州にあるマウルブロン修道院の僧たちが考案したという説。

断食の折、どうしても肉を口にしたかった僧たちが、天上の神に見つからないよう、肉を生地の中に隠して食べたのがはじまりだというのだ。

出典: Wikipedia Public Domain

現在はレストランでも家庭でも気軽に食べられている。

出典: Baden-Württemberg Tourismus Marketing

もちろん日本の家庭でも調理が可能。餃子の皮を使ったマウルタッシェンのレシピをご紹介しよう。

材料(4人分)
餃子の皮 適量

※皮を手作りする場合。
小麦粉 3と2/3カップ
グリース(デュラム小麦の粗びき) 1/3カップ
卵 Lサイズ5個
サラダ油 小さじ1

【具】
合挽き肉 700g (牛挽肉のみでも可)
玉ネギ(みじん切り) 3/4カップ
ベーコン(みじん切り) 120g
パセリ(みじん切り) 1/2カップ
ホウレン草(みじん切り) 2カップ
菜種油 大さじ1
生クリーム 1/4カップ
卵 Lサイズ4個
塩 小さじ1/2
白コショウ 小さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/2

ブイヨン 1.5l
青ネギ(みじん切り) 大さじ2
フライドオニオン 適量

作り方はシンプル。具の材料をよく混ぜ皮で包み、ブイヨンで10分ほど火を通し、青ネギやフライドオニオンなどを飾ればOKだ。

皮から手作りしたい場合は、こちらの動画も参考にどうぞ!