オーストリアの老舗帽子ブランドが、ファッショニスタから支持される理由

1. 「アートピース」と比喩されるオールハンドメイドのプロダクト

1903年の創業以来、『ミュールバウアー(Mühlbauer)』の製品は一貫してハンドメイドで作られている。ブランドの持ち味でもある独特のシルエットや、シワ加工が施された帽子は、現地の職人達による繊細な技術によって生み出された代物ものだ。

2. 帽子好きのセレブ御用達ブランドである

ブラッド・ピッドのスタイリストは、年に一度、当ブランドが拠点にするウィーンに訪れ、最新コレクションから約30点を彼の為に調達するという。
マドンナも、プライベートで『ミュールバウアー』を被った姿をツイッターにアップ。そして、帽子がトレードマークのオノ・ヨーコも、シックなマスキュリンスタイルに、たびたび『ミュールバウアー』をチョイスしている。

出典:www.muehlbauer.at/Bernhard Fuchs

3. 伝統に新たな風を吹き込んだ「4代目」の存在

創業者であるユリアンナ・ミュールバウアーが、婦人帽子の仕立て屋としてスタートしてから、今年で112年。現在は、4代目となるクラウス・ミュールバウアーが、デザインやクリエイティブ・ディレクションに至るまでを指揮している。クラウスは、それまでのブランドの伝統的なイメージを覆し、異素材の組み合わせや、ストリートファッションのテイストをデザインに取り入れるなど、モダンで斬新な『ミュールバウアー』の世界観を打ち出している。

出典:www.muehlbauer.at/Hertha Hurnaus

4.カジュアルからパーティーまで − バラエティ豊かなコレクション

ブランドのシグネーチャーであるチロリアンハットを始め、ストロー素材のスタイリッシュなキャップや中折れ帽、パーティーにもぴったりのゴージャスなコサージュが付いたベレー帽やカチューシャまで、『ミュールバウアー』のコレクションはバラエティ豊か。秋冬コレクションでは、ニット帽やファー素材を用いたものなども展開。どのプロダクトを手に取っても、老舗ブランドの「品の良さ」と確かなクオリティーを感じることができる。

写真はウィーンにある路面店; 出典:www.muehlbauer.at

5. 実は、日本でも買える

ウィーンだけでなく、世界各国のハイブランドを取り扱うセレクトショップや百貨店に流通している。日本でも、伊勢丹新宿店やH.P.FRANCEで、実際に手に取ってショッピングすることが可能だ。

出典:www.muehlbauer.at