ニックネームはセブ。若干28歳にして、数々の記録を打ち立てるF1ワールドチャンピオンである。
セバスチャン・ベッテル（Sebastian Vettel）は、1987年7月、西ドイツのヘッペンハイムに生まれた。
4歳になる前、父親から子ども用カートを贈られたことからベッテルのキャリアがスタート。7歳のときに初めてレースに出場し、目覚ましい勝利をおさめた。すでにこのころから、カーレースにおいて彼が抜きんでた才能を持っていることは明らかだった。
彼が目標と仰いでいるのは、同じくドイツ人の伝説的元F1ドライバー、ミハエル・シューマッハ。野心的に全力で戦い続けた姿を崇拝しているという。
ベッテルは2010年から2013年にかけて連続4回ワールドチャンピオンに輝いた。2016年2月時点で、165試合に出場、うち42回優勝し、79回表彰台に上った。さらにポールポジションを46回獲得し、ファステストラップを25回記録するなど、素晴らしい活躍を見せている。
パートナーはハンナ・プラター（Hanna Prater）。学生時代からの付き合いで、2人の子どもがいるというが、ベッテルはプライベートについては多くを明らかにしていない。
2008年以降、ベッテルはいつも愛車に女性の名前をつけることでも話題。ジュリー（Julie）、ケイト（Kate）、れたケイトの妹（Kate’s Dirty Sister）、官能的なリズ（Luscious Liz）、淫乱なマンディ（Randy Mandy）などといった風に。
曰く、「マシンと密接な関係になることが重要なんだ。女性に対しては、男になるからね」だとか……。
2011年のオーストラリアの歌手カイリー・ミノーグからとったと言われる変態カイリー（Kinky Kylie）、2013年のはらぺこハイジ（Hungry Heidi）、そして2015年、レッドブルから移籍後の初めてのフェラーリにはイブ（Eva）の名を贈っている。
ベッテルがシューマッハを超える日は来るのか。彼の活躍から目が離せない。
