いま、日本でもアナログゲームが注目を集めているが、ボードゲーム大国ドイツの名作はぜひともプレイしたいところ。そこで、まず押さえておくべき3選を紹介!

1. イライラしないで (Mensch ärgere dich nicht)

その歴史100年以上、世界での売り上げ約7000万箱。ドイツで最も親しまれているボードゲームのひとつだ。

自分の持ちゴマ4つすべてをゴール地点に入れれば勝ち、というごくシンプルなゲーム。しかし、サイコロの目によってはいつまでたってもスタートすらできず、あるいはゴール目前にして、ほかのプレイヤーのコマにはじかれてふたたびスタート地点に戻ったりと、「イライラ」が募る。

そのシンプルさゆえにゲームは年齢問わずハイスピードで進み、盛り上がることこの上なし。2~4名(6名用のボードもある)でプレイ可能、プレイ時間は30~60分ほど。

2. カタンの開拓者たち (Die Siedler von Catan)

世界中にファンがいるゲームで、ドイツをはじめ、各国で数多くの賞を受賞。日本語版を含む全20言語に翻訳され、40ヵ国で販売されている。

出典: catan.de

無人島を舞台に、道や家、街を建築していき、もっとも繁栄させたプレイヤーが勝ちというルール。家やホテルなどを通りに建てていくアメリカの「モノポリー」にも似たゲームだと言える。

日本で知られるようになったのは、日本の家庭のテーブルにもフィットするよう、縮小バージョンが発売されてからのこと。以降、「航海者版」「都市と騎士版」など、さまざまなシリーズでも人気を博している。2~4名(拡張セット使用で6名)でプレイ可能。対象年齢は10歳からで、プレイ時間は45~90分間。

3. カルカソンヌ Carcassonne

2001年の発売以降、ドイツや各国で多くの賞を受賞した名作。2006年からは、カルカソンヌワールドカップも開催されている。

160309 Carcassone
出典: flickr/reisende-under-der-sonne CC BY-NC-ND 2.0

モチーフはフランス南部に実在した、古代ローマ時代の要塞都市カルカソンヌ。道路、都市、修道院などが描かれたタイルを並べていき、その所有権を争いながらポイントをゲット。ポイントをもっとも多く獲得した人が勝ちというルール。

2~5名でプレイ可能。対象年齢は8歳から、プレイ時間は35~40分程度。

家族で楽しむもよし、友人たちとワイワイ盛り上がるもよし、のドイツのボードゲーム。ぜひお試しあれ!