真面目で勤勉なドイツ人が、コスチュームに身を包み、陽気に騒ぐカーニバル。この祭りに遭遇した人はドイツ人に抱いていたイメージが木っ端微塵に砕け散るかも?!

11月11日に始まるカーニバルの季節は、毎年2月にハイライトを迎える。この時期人々は、思い思いの仮装で街へ出て、お酒を飲み美味しいものを食べ、思いっきり羽を伸ばす。寒くて暗いドイツの長い冬を吹き飛ばしてしまうパワーを持った、破天荒で楽しいお祭りだ。

仮装した人々で溢れる街。もはや普通の姿の方が目立ってしまう?!

Karneval Mario
出典: figandhoney.co
Karneval Moench
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ドイツの三大カーニバルと呼ばれるケルン、デュッセルドルフ、マインツの中でも、ケルンとデュッセルドルフはカーニバルの盛大さを競うライバルだ。どちらもパレードの華やかさとともに有名なのが、観客達の仮装の力の入り具合なのである。

ケルンのカーニバルの今年のテーマは ”Mer stelle alles op der Kopp“ 。これはケルンの方言で、標準ドイツ語にすると”Wir stellen alles auf den Kopf”。「なんでもあべこべにしちゃえ!」という感じ。

Karneval Koeln
出典: koelnerkarneval.de

デュッセルドルフのカーニバルの様子はFBでチェックできる。

Karneval Duesseldorf
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仮装と言えばハロウィンを思い浮かべる人が多いだろう。最近では日本にも浸透していて、10月末日、渋谷は仮装した若者で溢れる。だが、お年寄りや子供が参加しているのは、あまり想像できないのではないか。ドイツのカーニバルは何を隠そう伝統行事。老若男女みんなで楽しむお祭りなのだ。

おばあちゃんだって、なりきり仮装。

パレードから投げられるお菓子をキャッチするのは、子供達の楽しみの一つ。傘を広げてゲットするのがお約束。

Kamelle
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子供だって本気で仮装。

Karneval Kinder
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外科医もテッパン人気。

クオリティの高い映画のキャラクターに遭遇することも。

Koeln Karneval 2
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カーニバルの語源はラテン語で「carne vale (肉よさらば)」だと言われている。イースター前の断食節に入るにあたり「今のうちに大いに食べて大いに楽しんでおこうではないか!」というところから始まっている。そのため、厳格なカトリックの影響の強い地域にこそ、この祭りが残っているというワケ。

この荘厳で威厳にあふれた「ケルン大聖堂」のお膝元でハメを外す。それがカーニバルの醍醐味。

Rosenmontagszug
出典: koelnerkarneval.de

カーニバルの臨場感は一度は現地で体感してみたい。