ドイツのDJ達がグローバルな成功を収めている。過去のヒットソングや知られざる名曲にハウスミュージックの電子音楽リズムをミックス。そこに若い女性シンガーのヴォーカルを乗せれば、ポップなハウスリミックスの出来上がりだ!

ハウスとはアメリカで誕生した電子音楽スタイルのひとつ。その名は、この音楽スタイルを確立させたシカゴのクラブ『The Warehouse』に由来する。

近年、ドイツの若きプロデューサーらによって制作されたハウスが世界的に絶大な人気を誇っている。彼らの作品は、ダンサブルで洗練されたイージーリスニング性があり、オリジナル版より大きな成功を収めている。

ハウスは、1小節に4分音符が4回続く「四つ打ち」と呼ばれるリズムを基本としている。ドラムマシーンで重低音の四つキックが入る。

数々のヒット曲を生み出したドイツのハウスプロデューサー。彼らはティーンエイジャーの頃からターンテーブルを操り、電子音楽をミックスして遊んでいた若者たちである。

ドイツ西部にあるオスナブリュック出身のRobin Schulzは、すでに世界的に有名なトップDJだ。Schulzの名を世に知らしめた『Prayer in C』の原曲は、フランスのフォークポップデュオ、Lilly Wood & The Prickによるもの。

彼による『Prayer in C』は40カ国でヒットチャート1位を獲得。ベルリンで撮影されたミュージックビデオには、ダークなサングラスをかけたSchulz本人が登場している。

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シュルツはオランダのラッパー、Mr. Probzのリミックスでもヒットを飛ばした。

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ハンブルグ出身のFelix Jaehnも大きな成功を収めている。Schulzと同様に、Jaehnも自分自身でリミックスのテクニックを身につけ、ジャマイカのシンガーソングライター Omiの『Cheerleader』で世界的ヒットを生み出した。

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Jaehnの次なるワールドヒットとなった『Ain’t Nobody (Loves me Better)』は、1983年のRufus & Chaka Khanのカバー曲で、Schulzとも共演のあるイギリスのティーンエイジャーシンガー Jasmine Thompsonがヴォーカルを務めた。

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ベルリンを拠点にするFrans Zimmer(別名:Alle Farben)もイギリスのバンド Reamonnの15年前のヒットソング『Supergirl』をミックスしリバイバル。シンガーにドイツのゲッティンゲン出身のAnna Naklabを起用し、ワールドヒットを呼んだ。

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